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BLコミックス「はなれがたいけもの」レビュー

はなれがたいけもの【電子限定かきおろし付】 (秒で分かるBL)

ごあいさつ

大人気BL小説のコミカライズ作品です。

リブレ秒で分かるBL 鳥海よう子先生、八十庭たづ先生原作「はなれがたいけもの」です。

ソルト大好物な過酷な受けが頑張り幸せをつかんでいく作品です。

ファンタジー作品であり設定もしっかりしてもり重厚なストーリーをマンガで楽しめる作品です。

 

ネタばれ等含むことがあります。ご注意ください。

 

あらすじ

狼の頭をもつ金狼族の王であるスルド王の献上品として贈られたアスリフ族のデイリヤ

課せられた任務は王を殺すことだった。

アスリフ族は身体能力の高さから、傭兵を生業としており、家族のあたたかさも知らないまま生きてきたデイリヤ

任務のさなか、離れがたいあたたかさを感じてしまう。

任務を果たされないまま6年・・・一夜で授かった子アシュと過ごしていたが、

王の弟であるユドハからの遣いが来て・・・。

孤独なデイリヤが愛を知って変わっていく過激なハートフルBL作品!

登場人物

攻め:ユドハ

人狼(頭が狼)王族・王弟 スパダリ 一途

「デイリヤ家族になろう」「責任をもって大事にしよう」

受け:デイリヤ

人間 孤独 傭兵 暗殺者 ツンデレ 強気 男前

「アンタに愛してもらいたい」「絶対に生きなきゃと思っているから」

もっと詳しく!

ストーリー

 現実度☆

 甘口度(ハッピー度)★★★

 辛口度(シリアス度)★★★

原作が濃厚なファンタジー作品です。

世界観からもキャラクター設定からもファンタジー要素に溢れています。

ファンタジーの苦手な方は注意です。

序盤はシリアスな展開も多いですが、どんどんハッピーな甘い展開に進んでいきます。

傭兵や暗殺、王族などの単語が出てきますが、エグい描写や難しい過ぎる政治のお話は少ないです。

ビジュアル

 馴染み度★★★

 可愛い度★★

 美麗度★★★★

少し大人っぽい雰囲気がファンタジーな世界観にマッチしています。

原作小説の挿絵とは作画担当の先生が異なりますが、作品にぴったりです。

全体的に可愛いよりは美しい寄りの作風ですが、

アシュをはじめモフモフな可愛いマスコットのようなキャラクターもいます。

とても可愛いです。モフモフは正義です。

 

絡みシーン

 量★

 濃厚度★★★

 甘口度(ハッピー度)★★★

 辛口度(シリアス度)★

 美麗度★★★★

ストーリーが重視のファンタジー作品でもあるため、量としては少ないです。

ただ濃厚度、美麗度が高く、満足度も高いです。

甘さも十分、絡みシーンとしては辛い展開も少ないです。

愛を知っていくストーリーとなっているため、ハッピーエンドはお約束です。

注意!

男性妊娠 出産(描写はなし) 人外

以上を含みます。苦手な方は注意お願いします。

ソルトの好きポイント

★孤独なケモノが愛を知る

アスリフ族の習性、過去の経験により愛すること・愛されることを知らずに生きてきたデイリヤ

孤独なデイリヤにとってユドハのあたたかさは離れ難いものを感じます。

ユドハは何度もデイリヤにあたたかさを教えてくれます。

ユドハだけではなく、デイリヤの子供であるアシュなどにより愛してほしい、離れたくないという思いが強くなっていきます。

初めての時は逃げてしまったけれど・・・。

★狼よりも獣なデイリヤ

12歳より傭兵を生業として生きてきたデイリヤ

1匹狼の考え方や言動も多く、金狼族が多い中、誰よりも獣に近い言動が多いです。

そんな獣のようなデイリヤを1人じゃない、絶対生きなきゃと思えるようになったことに感慨深いものを感じます。

イリヤには幸せいっぱいに過ごしてほしいと心から思います。

ごあいさつ

小説原作コミカライズ作品、ファンタジー要素の強い作品ですが、

コミカライズしていただいたことにり、手にとりやすい作品になっているかと思います。

今作を読んだ後、さらに作品を深めるために原作小説へ戻るのも良きかと思います。

ファンタジー作品好きの方にも満足できる作品だと思います。