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BLコミックス『GOOD BOY中毒②~解毒~』レビュー

GOOD BOY中毒~解毒~(秋水デジタルコミックス)

ごあいさつ

楽しみにしていた続刊2巻です。

ともち先生「GOOD BOY中毒」2巻です。

今回でひとまず、決着です。

前巻の終わりが、かなり気になる展開で終っていたので、

ものすごく楽しみにしていました。

Dom/Sub作品としてはプレイシーンも多い作品にもなっています。

Dom/Sub好きとしては、たまらない作品となっていると思います。

また甘口好きには朗報です!

前巻よりも甘さ増量となっています。

ともち先生、ありがとうございます。

ネタばれ等含むことがあります。ご注意ください。

 

あらすじ

お互いのダイナミクスの相性が合わず「別れよう」と言われたSubの瑠衣。

失恋から立ち直れずにいたのに、会社の飲み会で偶然再会し、一夜をともにしてしまう。

プレイはせず、セフレ関係になった2人。

体は満たされるが、プレイはしないと決めたため、ダイナミクスは不足する一方で・・・。

ポイント!

攻め:律

 ♯見た目厳ついハードプレイ好きDom ♯執着一途な押しに弱いガテン系

 ♯傷ついた愛されたがりの虎のフリした野良ネコ

受け:瑠衣

 ♯コミュ障人見知り黒髪Sub ♯強がり意地っ張りなクールビューティー

 ♯クールな見た目の泣き虫寂しがりウサギ

もっと詳しく!

ストーリー

 現実度★★★

 甘口度(ハッピー度)★★★

 辛口度(シリアス度)★★★★

前巻に比べると甘口度がアップしています。

確かに辛口もありますが、プレイも過激なものが多く、しんどい展開も多いですが、

甘々ターンもあり、甘口好きさんも楽しめると思います。

ただ前巻とストーリーが続いているので、前作を読んでから手に取ってください。

ビジュアル

 馴染み度★★★

 可愛い度★★★

 美麗度★★★

読みやすいビジュアル、ギャグ絵も多くなり可愛い度が前巻より増量となっています。

美しい描写もあり甘々描写もあります。

絡みシーン

 量★★★

 濃厚度★★★★

 甘口度(ハッピー度)★★★

 辛口度(シリアス度)★★

 美麗度★★★

前巻と比較すると甘口度が高くなっています。何度も言います。

辛口展開もありますが、最後にはと思って読み進めていただければ、デザート感覚で甘さが到来します。

Dom/Subのプレイシーンもたくさん堪能できます。

注意!

Dom/Sub 薬物描写あり レイプ未遂 暴力描写

以上を含みます。苦手な方は注意お願いします。

ソルトの好きポイント

★2人が迎えた結末とは

前巻から両想いであったはずなのに、ダイナミクスの欲求が合わずに別れを選んだ2人。

やはり吹っ切ることができない2人。

体の関係だけで!と瑠衣は律にセフレ関係になることを持ちかけます。

しかし、体は満たされるものの、ダイナミクスが満たされない状況に陥ります。

読んでいる方もなかなかウズウズする展開が続きます。

前回も思いましたが、思いが通じ合って両想いであっても、ダイナミクスが障害になってしまうことが、Dom/Sub作品ならではであり、醍醐味に感じます。

ダイナミクスとの向き合い方、自分の本当の欲求とはなにか、理解していくことの大切さも感じられました。

予想外の結末にビックリしたともいいますが、今回で一区切りの良いエンドとなったと思いました。

ソルト的には幸福感も感じられ、良かったなーという思いが強かったです。

魅力的な新キャラとして、Switchの大雅が初登場です。

律の高校時代からのお友達であり、律にも瑠衣にもナイスアシストです。

ハッキリしたダイナミクスのランク描写はないですが、律よりも大雅の方がハイランクであるようなので、その辺りもかなり気になります。

是非大雅の話も見てみたいです。

★コミカルな展開も魅力的

前回に比べるとコミカルなシーンも多くなってきました。

ギャグ絵になっているキャラも、可愛く魅力的です。

そのほかギャグ展開やツッコミが効いているシーンもあり、ソルトには魅力的に感じました。

Dom/Subプレイとしても過激な所も多く、暴力プレイの描写もある作品ですが、ギャグ要素と温度差も感じて、前回より読みやく感じる方も多いかと思います。

コミカルなシーンによりメリハリも効いて、なにより前回より甘々度がだいぶん増量になっています。

甘々大好きなソルトとしては満足度の高い2巻となりました。

 

ごあいさつ

ともち先生はメリバ好きとの巻末で書かれています。

ソルト的には、ともち先生にありがとうございますと伝えたいです。

続編も決まっているとのことなので、どういった展開になるのか予想がつきませんが、次巻も楽しみに、全力で待機させていただきたいです。