ごあいさつ
あらすじを読んで、とんでも展開が気になり購入しました。
竹書房バンブーコミックス麗人セレクション 南国ばなな先生「アダムとイブになれない僕ら」です。
南国ばなな先生のお名前は知っていましたが、初めて読ませていただきました。
マニアックゆえ、読み手を選ぶこともあります。
しかし、表紙のビジュアルは裏切られず、マニアックなエロさを十分堪能できる作品です。
ネタばれ等含むことがあります。ご注意ください。
あらすじ
ポイント!
年々厳しくなる地球環境を懸念し、惑星への移住試験が行われる。
亡くなった親の借金を背負うどん底の人生をリセットするため、移住試験被験者に応募した草太。
愛してくれる家族を求めて。
宇宙船が不時着し、目が覚めると誰もいない惑星だった。
孤独と絶望に打ちひしがれていると、突如謎の生物に襲われてしまう。
ピンチを救ってくれたのは、一緒に被験者に応募した一零だった。
登場人物
攻め:一零(イオ)
22歳 年下攻め 美人 男前 やんちゃ 絶倫 オレ様 チャラ男
受け:蕨生 草太
26歳 ノンケ 健気 天然 不憫 ほだされ 鈍感
もっと詳しく!
ストーリー
現実度★
甘口度(ハッピー度)★★★
辛口度(シリアス度)★★★
設定は近未来的、BL的にはとても美味しい展開が待っています。
草太の不憫ではある被験者志望動機ですが、重くならず辛口になりすぎず読むことができます。
突発的展開も多いですが、甘さも十分です。
BLはファンタジー、細かいことは気にするなを、しっかり体現されてます。
ビジュアル
馴染み度★★★★
可愛い度★★★★
美麗度★★★★★
表紙からも滲み出るエロさ、その中美しさも感じます。
表紙と本編のギャップも少なく、読み進めやすいビジュアルです。
一零を見て草太が「美形!!」となるんですが、説得力があります。
何人か女性キャラも登場しますが、女性キャラみ魅力的で好印象です。
絡みシーン
量★★★
濃厚度★★★★
甘口度(ハッピー度)★★★★
辛口度(シリアス度)★★
美麗度★★★★
はじめのごあいさつでもお伝えしましたが、大事なことなので何度も言います。
マニアックプレイ大盛りです。
地雷があるという方は十分注意お願いします。
下項目にも記載しておきます。
ただ、どこか品も感じ、美しさが滲み出てるせいか読みやすいです。
言葉で表すよりギャグ要素・甘さ要素が強く、あっさりした読後感です。
でも濃厚であることには変わりないです。
草太が襲われるシーンも多いのですが、しっかり甘々シーンも堪能できます。
注意!
人外・触手 男性妊娠(匂わせるシーンあり) 排泄(小)攻めが襲われるシーン
男女カップル
以上を含みます。苦手な方は注意お願いします。
ソルトの好きポイント
★マニアックプレイ盛り合わせ
触手の出現を皮切りに、多くのマニアック展開が繰り広げられます。
惑星の出来事であり、何が起きてもおかしくない環境ではありますが、ストーリー上自然に組み込まれています。
またビジュアルが良く美しい、濃厚過ぎない表現により、どこか品も感じられます。
いわゆる青年ものの表現ではなく、あくまでもBLとしてお美味しくいただくような作品となっています。
マニアックな部分とギャグ要素の配分もバツグンで、可哀想すぎずライトに読めます。
個人的には、攻めの一零も触手に襲われている描写もあり(メインは草太ですが)、
惑星では全人類平等なんですね。素晴らしいです。
(攻めが触手に襲われている描写、苦手な方は注意です。本番はなしです。)
少しなら大丈夫という方、初めてで興味はありますという方にも優しい仕様になっていると思います。
どうやら男性でも妊娠が可能な方法があるようで、ソルト的にはすごく気になります。
是非続編を熱く希望しています。
まだまだ2人の新たな展開、プレイの数々、草太の受難を盗み見たい気持ちです。
★不憫受けも突っ走る蕨生草太・26歳
惑星への移住の動機が何人か判明していますが、
草太も悲しい思いを背負い、未知の惑星での生活に希望をいただきながら宇宙船に乗り込みます。
ただ、思い通りにはいかず、苦難にさいなまれます。
確かに可哀想な場面もあるんですが、それがやはり、可愛いです。
真っすぐであるが故、だまされやすい。
そして様々なものに愛される星の元に生まれたかのように、触手にまで気に入られます。
個人的に不憫受けが大好物であり、泣き顔も大好きです。
どん底から少しづつ幸せになっていく過程も良いです。
同士の方いらっしゃいますでしょうか。
最後に受けの服は、なんであんなにすぐ脱がされるんでしょうか。
この不思議に多大なる感謝を込めます。
ごあいさつ
マニアックなファンタジーをできる限り美しいBLに仕上げてある作品です。
今作、地雷ではない方は十分楽しんでいただきたいです。
また今作を機にマニアックプレイの扉を開いてみたい方はぜひ手にとってみてください。