ごあいさつ
小説が原作となっている本作、お友達にオススメいただき手に取りました。
徳間書店charaコミックス 原作:栗城偲 作画:高緒拾 「玉の輿ご用意しました」です。
いわゆる大人気小説のコミカライズ作品になっています。
原作もその後読ませていただきましたが、今回はコミックスの紹介です。
ネタばれ等含むことがあります。ご注意ください。
あらすじ
中学卒業直後、一家離散。
当たり屋家業で生計をたてていた江鳩青依。
高級車を狙ったら、当たり屋とバレてしまった。
高級車に乗っていた男 印南高嶺に「警察に突き出されたくなければ恋人役になれ」と言われ、しかたなく取引に応じた。
その日から恋人役になるため英会話・テーブルマナー・家事全般をこなすことに。
印南との生活は戸惑うことばかりだったが、次第にイヤじゃなくなってきて・・。
原作小説1冊目をコミックス1・2巻でコミカライズ。
玉の輿の道も楽ではない?!一発逆転ラブトライアル
登場人物
攻め:印南 高嶺
32歳 社長 ゲイ 強面 傲慢 スパダリ
受け:江鳩 青依
20歳 無職 ノンケ 童顔 当たり屋 元気 素直 健気
もっと詳しく!
ストーリー
現実度★★★★
甘口度(ハッピー度)★★★★
辛口度(シリアス度)★★
ヒモで当たり屋の青依とお坊ちゃま社長の印南と設定はやや特殊ですが、
ヒモで生計たててる描写や、日常的な会話などにリアルさを感じます。
2人共過去が辛かったりしますが、会話のやりとりが微笑ましく、テンポよく進んでいきます。
ストーリーが進んでいくとハッピー度も甘々度もアップしていきます。
原作が小説作品なのでストーリーが重厚です。
小説の大筋は変わらず、読みやすいサイズになりコミカライズされています。
ビジュアル
馴染み度★★★
可愛い度★★
美麗度★★★★
可愛いよりは美しい印象が強いです。
大人の描写に色気が感じられます。
少し読み手を選ぶ可能性もありますので、気になる方は試し読みをしてみてください。
絡みシーン
量★
濃厚度★★
甘口度(ハッピー度)★★★★
辛口度(シリアス度)☆
美麗度★★★
コミックス1・2巻で小説1冊分に相当します。
2人が結ばれるのは2巻の最後なので、1巻では絡みはないです。
ストーリーが特に骨太な作品なので、物足りない感じはないですが、
絡みを目的の作品をお探しの方は注意してください。
2人の関係性ができてきてからの絡みシーンになるので、甘々メインです。
印南が青依にデレデレです。
濃厚さもありますが、変わらず2人のテンポのいい会話は健在です。
注意!
ヒモ描写(元彼女をにおわす描写)あり 元彼登場
以上を含みます。苦手な方は注意お願いします。
ソルトの好きポイント
★頑張る青依は誰が見てもカワイイと思える説
玉の輿がテーマの今作ですが、最初は当たり屋でヒモをし彼女の部屋に転がり込んでいるんですが、
印南と出会って変わっていきます。
元々頑張り屋な性格ではあるし、印南のために頑張ろうという思いがあった青依君です。
ちょっとした特殊能力はありますが、レシピ通りに料理をしたり、家事全般を担っていきます。
お手伝いさんとかいないのか・・と思ったのは内緒です。
こういったエピソードで青依の実はいい子であることが良く分かります。
元々当たり屋家業していたこともあり、口調が悪かったりするのですが、
そこが逆に可愛いこともあります。
健気ではあるんですが、男前で割とはっきりと物申す感じもソルト好みです。
ソルトと同じく、頑張る受けっ子が好きな方には、オススメです。
★印南の変化に注目、3人の会話が楽しすぎる
印南さんの最初の印象は、傲慢なお坊ちゃま社長という印象です。
根っからのお坊ちゃまであり、中学卒業後に一家離散した青依とは正反対です。
貧乏なら貧乏の苦悩があり、お坊ちゃまならお坊ちゃまの苦悩があります。
しかし、青依の頑張りにどんどん絆されてくおじ様、印南さんです。
気持ちは分かりすぎます。
青依くんと印南さんの会話が結構面白くて爽快です。
全然ラブのある話ではなく日常会話なんですが、分かる分かる!と頷いてしまいます。
そして中立の立場が多い酒匂さんがまた美味しい味を出しています。
ごあいさつ
小説原作のコミカライズ作品、「玉の輿ご用意しました」でした。
私はコミックスを先に勧めていただいたので、コミックスから読ませていただきましたが、小説の方もその後でしっかり読ませていただきました。
コミックスでは詳細に描かれていない場面もあるので、コミックスを読んで気になった方は小説版も手にとってみてください。
またどん底生活から頑張っていくお話がツボの方には特にオススメしたいです。