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BLコミックス『レンアイサイド』レビュー

レンアイサイド[コミックス版]【電子限定おまけ付き】 ハツコイノオト (ディアプラス・コミックス)

ごあいさつ

「ハツコイノオト」のスピンオフ作品、

ディアプラスコミックス あめきり先生「レンアイサイド」です。

「ハツコイノオト」も大好きな作品だったので、

スピンオフが連載されていると聞いてから、とても楽しみにしていました。

表紙からも引き付けられる作品です。

 

ネタばれ等含むことがあります。ご注意ください。

 

あらすじ

元同級生で初恋の相手:燕に恋人ができた・・・。

燕の高校の学園祭に誘われ参加するが、初対面の龍に初恋の未練を指摘される。

傷ついた歩夢は、新しい恋を見つけるため相手を探す。

そして初めて会う薬草をしたが、その相手に連れ去られそうになる。

そこに駆けつけ助けてくれたのが、龍だった・・・。

恋愛に傷ついてきた2人の新しい恋愛とは!

登場人物

攻め:龍

高校生 短髪 長身 強引

「今日おれん家泊まって 意味わかる?」

「おまえだけに見せてる」

受け:歩夢

高校生 強がり 美人 初心

「お前が傷ついたなら「それだけ」では無いんじゃね」

「おれがめいっぱい愛してやるから こっちに慣れろ」

もっと詳しく!

ストーリー

 現実度★★★★

 甘口度(ハッピー度)★★★★

 辛口度(シリアス度)★★★

ファンタジー要素はなし、学生同士のお話です。

最初の印象は悪いですが、どんどん心通わせていくお話になっています。

恋愛にややトラウマがある2人なので、辛いところもありますが、最後はしっかりした甘さを感じられる作品になっています。

ビジュアル

 馴染み度★★★★

 可愛い度★★★★★

 美麗度★★★★

馴染みやすいく読みやすいビジュアルです。

好き嫌いも分かれにくいのではと思います。

可愛い寄りですが、少し切ないシーンもあり、切ない感も十分感じるビジュアルです。

カラーイラストや表紙が、ソルト的に今作とても好みです。大好きです。

フードで神ですよね。(所説あり)

絡みシーン

 量★

 濃厚度★★

 甘口度(ハッピー度)★★★★

 辛口度(シリアス度)★

 美麗度★★★★

量的には少な目ですが、満足度は高いです。

絡み前の準備をするシーンあり、生々しさはないですが、BLはファンタジーであれ!派の方は注意お願いします。

ソルト的にはとても微笑ましく感じました。

逆に好みでもあります。

泣いている歩夢が美しく、可愛く感じます。

もちろんしっかり甘さ充分です。

欲を言えばもう少し・・もう少し・・と思ってしまう欲張りなソルトです。

注意!

元彼女(登場あり、過去の描写はなし)

以上を含みます。苦手な方は注意お願いします。

ソルトの好きポイント

★弱さを見せあえる恋愛

お互いタイプは違えど、外面が良いタイプ。

人に弱みを見せません。見せられません。

ある意味似た者同士、傷つくことも弱い所も2人には分かり合えていく。

失恋経験があるのも共通点であり、徐々にお互いの弱さを見せあえる関係になっていきます。

「ハツコイノオト」ではキラキラした真っすぐさを感じさせるイメージですが、

今作「レンアイサイド」では、少し切なくダークな印象も感じます。

最後の巻末でのおまけ、恋人+友達でも遊びに行きたい「ハツコイノオト」の2人、

恋人とイチャイチャしている所を絶対見せたくない「レンアイサイド」の龍(とおそらく歩夢も)が分かりすぎます。

★泣き顔が可愛すぎる

龍もお気に入りの歩夢の泣き顔、可愛すぎます。

基本はカッコつけの歩夢、一生懸命キリッとしようとしますが、またカワイイです。

そして結構な泣き虫で泣き顔も多いのが、またカワイイです。

真っ赤になって泣く顔は可愛さがあふれます。

歩夢本人はキリっとクールが理想なのではと思いますが、

それがやりきれていない所がまた可愛いです。

龍の前では泣き顔でも笑顔でも、素直な顔が見せられれば良いですね。

ごあいさつ

「レンアイノオト」のメインカプのお友達同士のカプ「レンアイサイド」でした。

少しリンクしている所もありますが、また違った恋愛を堪能できます。

青春の甘酸っぱさが存分に感じられるシリーズです。

学生BLを所望している方には存分に刺さる作品なのではと思います。

気になる方は今作だけでなく、前作も併せて手に取ってみてください。