ごあいさつ
以前より大好きな、松本ミーコハウス先生の祥伝社onBLUEコミックス「お遊びはそこまで」です。
人気シリーズ「美しい野菜」も大好きで、スピンオフ作品である当作品も迷わす手にとりました。
松本ミーコハウス先生の作品はアクの強い作品揃いですが、当作も負けず劣らずクセになる作品でした。
ネタばれ等含みますので、ご注意ください。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/551890/A002205723/
あらすじ
バツイチ文芸編集者:工藤は同業者で同じ作家を担当する文芸編集者:久川と付け入るようにセックスに誘う。
真面目そうなキャラと思っていた割に、すんなり誘いにのってきた久川に翻弄されてしまう。
想像を絶するような快感に、工藤は久川を意識してしまう。
以前の恋愛経験から、あくまでセフレの関係として割り切ろうとする工藤だったが、久川も本気になり始め・・・。
登場人物
攻め:久川
文芸編集者 糸目 執着攻め おっとり 優しい 頑健 面倒見がいい
受け:工藤
もっと詳しく!
ストーリー
定番度★★★★
甘口度★★★
辛口度★★★
松本ミーコハウス先生の作品の中では定番寄り、1冊完結(番外編はありますが)であり、ビックリ展開は少ないです。
工藤・久川ともに過去のことで恋愛に本気になれない理由も明かされます。
また、最初はセフレから始まるので、ビター味もあり、甘辛のバランスがとれたストーリー展開になっています。
ビジュアル
馴染み度★★
可愛い度★★★
美麗度★★
表紙・カラーの印象と本編の印象にやや差があるように思います。
やや好き嫌いが分かれるかもと思いますが、スッキリとした描写で読みやすさを感じます。
気になる方、松本作品初見の方は試し読み等見てから購入をオススメします。
綺麗より可愛い寄り、可愛い絵柄なのに、絡みシーンはマニアックな描写もあり濃厚なんです。
たまらないです。
絡みシーン
量★★★
濃厚度★★★★★
甘口度★★★★★
辛口度★
美しさ度★★★★
量的には標準的ですが、標準的であることに驚きを隠せないくらい濃厚度高めです。
大人同士、セフレスタートであり、久川の技量も相まって、初回絡みから濃度マシマシです。
前立腺・結腸等のマニアックな表現・描写もばっちりあります。
久川はS気があるんですが、糖度ばバツグン、甘口度マックス評価です。
濃厚度は高いですが、甘さも高いので、青年向けの印象はなく、美しさも高い絡みシーンになっています。
注意!
セフレ関係 断面図描写 前立腺・結腸責め描写
以上を含みます。苦手な方は注意お願いします。
ソルトの好きポイント
★恋愛に臆病な大人同士の恋愛
工藤さんサイドでも久川さんサイドでも、恋愛にトラウマがあります。
2人とも恋愛に臆病になり、本気になれず、最初はセフレから始まります。
しかし、徐々にお互いいつものようにはいかず、本気になっていく様子が丁寧に描かれています。
最初は確かにセフレから始まった関係ではありますが、本気の恋愛へと発展していきます。
大人同士、直球とはいかずすれ違うこともありましたが、お互いを尊重し、最後の恋愛にしていく、大人な恋だと感じました。
★男前ポイントを稼いでいく工藤さん
ソルト的に男前受けは好きなジャンルの1つなんですが、工藤さんがすごくすごく男前なんです。
久川の意地悪な所業に、工藤さんは翻弄され、ヒンヒン泣いていることも多いんです。
その中でも、久川のことを思い「お前もいけ」と言ってみたり、「全部くれるんだろ」と笑ったり、「俺で一番よくなれ」と抱きついたりと男前ポイントを稼いでいきます。
お互いがお互いを高めあったり、冗談を言い合ったりと素敵な関係にキュンとします。
朝になると、2人とも急に照れがでるのも、ほっこりします。
ごあいさつ
大人気シリーズのスピンオフ作品である今作でした。
絡み濃度も申し分なし、大人同士の切なくも最後は温まる作品でした。
最近ではonBLUE本誌に掲載された番外編「あれから」も電子書籍で配信開始となり、2人の後日談が読めます。
甘々イチャイチャラブ収録です。
この機会に手に取ってみてください。