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BLについて個人の見解を綴っていきます

BLコミックス『聞いて、俺の恥ずかしい音』吾瀬わぎもこ

聞いて、俺の恥ずかしい音 【電子限定特典付き】 (バンブーコミックス 麗人uno!コミックス)

ごあいさつ

タイトルから気になってしまいました。

竹書房 バンブーコミックス 麗人uno!コミックス 吾瀬わぎもこ先生

「聞いて、俺の恥ずかしい音」です。

皆様、何の音!?と、いろんな音を想像するかと思います。

皆様の想像通りかどうかは分かりませんが、想像以上のマニアックぶりを堪能できます。

地雷の方もいらっしゃると思うので、以下参照してみてください。

 

ネタばれ等含むことがあります。ご注意ください。

 

あらすじ

恵まれた容姿・体格、気さくな人柄で社内でも人気のある 営業部エース:寺崎大雅。

ある日、仕事はできるが対照的な同僚:安藤壮太 がトイレに駆け込んできた。

勢いよく放尿音を響かせる安藤。

気まずい空気の中、なぜか安藤は興奮状態となる。

「おしっこの音 ずっと誰かに聞いてほしかった。」

性癖爆発!新感覚オフィスラブ開幕

登場人物

攻め:寺崎 大雅

 営業部エース ノンケ 男前 ほだされ

 「お前の性癖に付き合えるの俺しかいねぇからな」

 「いいよ聞いててやるから いっぱい出そうな」

受け:安藤 壮太

 真面目な同僚 ゲイ 健気 美人 変態

 「ずっとお前のこと好きだよ」

 「みんなにちやほやされてる寺崎 俺が独り占めしたかっただけ」

もっと詳しく!

ストーリー

 現実度★★★

 甘口度(ハッピー度)★★★★

 辛口度(シリアス度)★

オフィスラブと言いながらもアブノーマル要素まマシマシです。

もはやファンタジーなのではと思うほどです。

最初はその場の成り行きもあり、安藤の性癖に付き合う形ですが、

寺崎もなんだかんだ、まんざらではなくなっていき、気になりだします。

その過程がモノローグで語られていきますが、丁寧に描かれており、

両想いになった経過に違和感なく読み終わりました。

もはや両想いにならないことに、焦らされる感じも味わえました。

最終的には甘さ充分、甘々カップルですし、変態はどちらかと思う二人になります。

ビジュアル

 馴染み度★★

 可愛い度★★

 美麗度★★★★

少しクセのある絵柄かと思いますが、読み進めていくとクセになります。

表紙と本編の差はないように思いますが、モノクロとカラーで若干の印象の違いはあるかもしれません。

私個人的には、最初独特な雰囲気だなと思いましたが、読み進めるのに気にはなりませんでした。

カワイイより大人っぽいアダルティックな雰囲気が強めです。

ラブ度甘さ度が上がっていくと、2人の表情から幸せを感じることができます。

表紙を見て気になる方は、試し読みをしてから購入してみてください。

絡みシーン

 量★★★★★

 濃厚度★★★★★

 甘口度(ハッピー度)★★★★★

 辛口度(シリアス度)★

 美麗度★★★★

このタイトル、内容、期待を裏切らない量・濃度、申し分ないです。

濃厚度が高くても、甘さも十分高いです。

タイトル通り音が出るほど汁気も多いですが、

青年向けのような表現もなく、どことなく上品な雰囲気もあります。

壮太の表情も話が進むたびに、可愛さが増していきます。

可愛さに比例し大雅のスパダリ感も増していきます。

終盤になるにつれ、美しさもぐんぐん上がっていきます。

注意!

排泄描写 潮吹き 結腸

以上を含みます。苦手な方は注意お願いします。

ソルトの好きポイント

★こんなエロ可愛いリーマン、いるはずがない!

日常ではツンとした顔をして、社内人気はない安藤ですが、

性癖のばれた寺崎の前では、日常のツンなんて鳴りを潜め、可愛さ満載になります。

本当にこんなに可愛いリーマンなんていないはずです。

意外とちゃっかりした所もあり、寺崎との関係に味を占め、ぐいぐいいく所も、可愛い小悪魔要素が感じられ、寺崎も内心穏やかでなくなります。

しかし健気なところもすごく多くて、寺崎への気遣いも十二分に感じます。

またその健気さも可愛いポイントです。

そしてなにより寺崎だけに見せる顔の数々です。

とてもエロ可愛いリーマン:安藤ぜひ堪能してください。

★振り回され、深みにはまっていくスパダリ様

最初は巻き込まれ事故のように始まった関係ですが、

エロ可愛い安藤に、たまらなくなってしまいます。

巻き込まれ事故に遭いつつも、安藤のことを親身に思い、対価は飯を奢るでいいと言う寺崎は間違いなくスパダリです。

しかし以前の安藤とは考えられない、新たな側面を見せられるたびに、どんどん深みにはまっていくようです。

外見はさらっとスマートではあるのですが、内面は穏やかではなかった模様。

そのはまっていく過程がモノローグで面白おかしく語られており、もてもての寺崎の心の声も共有できます。

ただでは終わらないスパダリ寺崎、時には強引に、時には新しいアブノーマルを探索する寺崎。

そういう所も有能スパダリなのかもしれません。

最後の方では寺崎の違った一面も見られるようになります。

ごあいさつ

アブノーマルさ満載ですが、甘さも入り非常に読みやすく、楽しい作品でした。

腐女子の欲求も満たされお得な作品です。

また、この後の新たな扉を開いてしまった二人もまた見てみたいです。

アブノーマル作品が大好きな方、可愛いリーマンがたくさん見たい方にお勧めの作品でした。