ごあいさつ
以前紹介させていただいた、梶原伊緒先生の「魔王イブロギアに身を捧げよ」シリーズ最新刊の第3巻になります。
前巻導入があった魔術師オディコス編となります。
ソルトもすごく楽しみにしていた新刊でした。
まず大事なことを言います。
すごく良い所で終わっています。
続きは次巻でとなっています。
シリーズものでは、あるあるですが・・・とても良い所で終わっています。
ネタばれ等含みますので、ご注意ください。
あらすじ
勇者を倒すため旅(婚前旅行)を続けるイブとゴズ。
勇者の仲間である魔術師オディコスにより魔術学園に通うことになる。
2人は何だかんだ学園生活を満喫していると、次第にオディコスがゴズに心を開くようになる。
それを目の当たりにしたイブがゴズへの独占欲を爆発させる。
2人の仲に大きな亀裂が入ることになるが・・・。
2人の婚前旅行にトラブル発生!?
小冊子付きのバージョンも同時発売中です。
小冊子では学園内のモブ視点になり展開していきます。
イブ・ゴズそれぞれのモブに対する顔が見られます。
そのほかアニメの設定資料が付属されています。
気になる方は小冊子付きの方を間違えず、ご購入ください。
登場人物
攻め:イブロギア(イブ)
魔王の幼少期 未来のラスボス 無敵 魔法が使える ショタ攻め
受け:牛頭 利晃(ゴズ)
破天荒 裏社会 転生 ガチムチ受け 誘い受け
もっと詳しく!
ストーリー
定番度★
甘口度★★
辛口度★★★
転生ものでファンタジーとしてもストーリーがしっかりしています。
全巻と比べてもストーリーに重きが置かれているように思います。
今巻は2人の仲にも亀裂が入る展開でもあり、甘さ控えめ辛さマシマシになっています。
ビジュアル
馴染み度★★★★
可愛い度★★★
美麗度★★★★
ビジュアルに関しても前巻に引き続き、読みやすさを感じます。
今回はイブもゴズも起こった顔や、切ない顔などマイナスの表情が多いのですが、
その顔がイブとゴズともに美しさを感じました。
特にイブは怒りながら笑うシーンがあるんですが、目が離せない感じの美しさがありました。
絡みシーン
量★★
濃厚度★★★
甘口度★★
辛口度★★★★
美しさ度★★★★
量としては全巻より少なくなっており、甘さも控えめです。
2人の思うようにイチャイチャできず、辛い絡みも出てきます。
このいざこざがあり、今後の2人の仲がさらに甘さを増すものになることは分かりますが、辛いシーンも多いです。
ゴズお得意の誘い受けも、やや身を潜めている傾向です。
あることにはありますので、少しでも苦手という方は注意です。
男性向けのような表現は少ないですが、その分美しさが増しています。
ゴズが本気で泣くと美しいですね。
注意!
体格差 幼い攻め 誘い受け 体格がいい受け
転生もの ハート喘ぎ
以上を含みます。苦手な方は注意お願いします。
ソルトの好きポイント
★魔王イブロギア 嫉妬心を知る
今巻表紙が物語るように、途中からイブが険しい表情をすることが多いです。
最初はこの珍しい学園生活を思う存分楽しみますが、ゴズがオディコスと急接近した(ように見え)と勘違いし、不機嫌になっていきます。
イブの独占欲、いわゆる嫉妬心がむくむくと育っていきます。
1巻ではゴズにされるがまま、2巻では愛を自覚し恋愛が始まったイブできしたが、
3巻では他者がゴズに好意を寄せる素振りを見て、マイナスの感情も自覚していきます。
ゴズが好きなのは本当に自分自身なのか、魔王だから好きなのか・・・
明らかな壁にブチ当たります。
ただちゃんと今巻で仲直りします。
仲直りイチャイチャ目前で今巻が終わりとなります。
最初にも言いますが、大事なことなので、もう一度言います。
本当にBL的今から!という所で終ります。本当に気になります。
★マイナス表情が美しい
今巻はイブが怒り、ゴズが切ない表情をすることが多いです。
ゴズの誘い受けにも拒否反応を示すほど、自己と葛藤します。
すれ違い、思い通りにいかず、切ない表情が多いです。
可愛いイブの表情も素敵なんですが、魔王の片鱗を見せるイブの歪んだ表情に美しさを感じます。
ゴズの本気で泣く顔が、切なさのなかに美しさを感じます。
今までのゴズでは考えらえない表情なんですが、間違いなくゴズであり、目を惹かれます。
今後はこういった仲たがいを望むわけではないですが、心に残る表情の多い3巻となりました。
仲直りイチャイチャ展開を含め、今後の展開に期待で膨らむ今巻でした。
ごあいさつ
何度も繰り返し言いますが、良い所で終っています。
単行本派の方はご注意ください。
次巻を楽しみに全裸待機をするも良し、続きは単話売りで第19話からになります。
電子書籍など利用されている方は単話で読んでいただくことも良きかと思います。
ソルトも我慢できず、続きを単話で読んでしまいました。
どちらにしても、続きは甘々展開が約束されています。
作者様のお言葉より、次巻はオディコス編後編となります。
ストーリー的にも非常にきになることが多いですので、続きがとても楽しみでしかたないです。
今回もとても楽しませていただいた作品となりました。
気になる方はシリーズ通して一度読んでみてください。